1947-10-27 第1回国会 衆議院 鉱工業委員会 第24号
その第一點は、何と申しましても、經營者、政府、肉體勞働者の三位一體をうたつておりますが、やはりこの管理法案を再三讀んでみますと、しからば勞働者、經營者の責任の明確化と申しますか、その點がどうも不明確である。
その第一點は、何と申しましても、經營者、政府、肉體勞働者の三位一體をうたつておりますが、やはりこの管理法案を再三讀んでみますと、しからば勞働者、經營者の責任の明確化と申しますか、その點がどうも不明確である。
私共は實は失禮でありますが、社會黨の今日の現状のごときも、眞に肉體勞働者の出身の人達が、例えば西尾國務相が旋盤工の出身であるがごとく、或いは松岡議長がそういう眞の筋肉勞働者の出身者であるがごとく、そういう本當の勞働者の出身者が社會黨のリーダーとなるがごときを、私共は實は期待するのでありますが、そういうふうな勞働者出身の方々が、組合においても、政黨においても、こういう勞働專門の官職におきましても、或いは
殊に私は將來の健全なる勞働運動を考えました際におきまして、日本には明治維新以來官尊民卑の弊風がしみこんでおりまして、肉體勞働は精神勞働より劣つていると考えておるのみならず、これは勞働者自身にもそういうように深くしみこんでいると考えるのであります。